今回は「画像ファイルからEPUBを生成するツールの紹介」です。こちら自分自身のプログラミング学習を兼ねた自作のツールです。
リフロー型の音声付き電子書籍を作る 今回はリフロー型の音声付き電子書籍を作ります。リフロー型は「文字を拡大して読める」というメリットがあります。(※単純な「拡大表示」でなく。くわしくはこちらで。)その意味では文字サイズを大きくして読みたい方…
作ったEPUBに音声を入れ込む。 それでは前回までに作ったフィックス型EPUBに音声を入れ込んでみましょう。先にお伝えしたとおり、EPUBに音声データを入れ込むのに、それ用のオーサリングソフトを使います。 Tobi: an authoring tool for DAISY *1 and EPUB 3…
ベースとなるEPUBを作る 先にお伝えしたとおり、ここからは「オーサリングソフト」という便利なツールを使って作業を進めていきます。まずはじめに、ベースとなる「フィックス型EPUB」を「EPUB制作オーサリングソフト」を使って作成していきます。 FUSEe(有…
電子書籍にする文章を用意する それでは音声付き電子書籍づくりをはじます。まずは本に使う文章(今回は挿絵も)を用意します。今回も例によって本の素材データは「青空文庫」からお借りします。 あなうさピーターのはなしhttp://www.aozora.gr.jp/cards/001…
「電子書籍」ならではの機能=音声 様々な電子端末で読むことができる電子書籍ですが、そのうちの多くが「単に紙の書籍を電子化したもの」です。もちろんそれはそれで便利で有用なものなのですが、かたや「電子」ならではの特長を活かした電子書籍もあります…
一昨日(5/22)に行われた緊デジを振り返る集会@仙台、それに参加して考えた事を申し述べるエントリー、その2回目です。→その1はコチラ 制作期間の変動が制作会社に与えた影響 前回のエントリーで「出版社の緊デジへの仮申請タイトル数:9万点が本申請に…
自分が思う“問題点の根っこ” 昨日、緊デジを振り返る集会@仙台に行ってきました。 この会は、緊デジ(経産省コンテンツ緊急電子化事業)に審査委員会というかたちで、内側から関わられていた永江朗さんと仲俣暁生さんを招き、その実情を伺う、といった趣旨…
電子書籍のビジネスについて考えるうちに、 電子書籍に向いているコンテンツってなんだろう? と考えるに至りましたので、今日のエントリーではそれをまとめてみました。 (どこかで読んだ本や記事の受け売りも込みです) ◆ 繰り返し読むことの多いカテゴリ…
ここまで制作してきた「電子書籍」が、EPUBというデータ形式であることは既にお伝えした通りですが、皆さんご存知の「Kindle」では、このepub形式の電子書籍を読むことが出来ません。KindleにはKindle用のデータ規格が別にあります。 え? じゃあKindle用の…
このブログでは、パソコンやITにあまり詳しくない人でもEPUB(電子書籍)が作れるよう、順を追ってその方法を紹介してきました。シンプルな内容にするよう心がけたのですが、それなりの情報量になりましたのでその概要をまとめて「目次」仕立てにしてみまし…
それではつくった電子書籍データ(.epubファイル)を開いて読んでみましょう。一般的に電子書籍はタブレットやスマートフォン、または専用端末で読むイメージが強いですが、これだと「読むキカイ」を持ってない人には利用できないことになってしまいます。 …
前回までで、EPUBテンプレートに手を入れる作業はひと通り完了しました。見た目の調整はまだ必要な感じですが、電子書籍として最低限の体裁を持つデータにはなりました。 ここでひとつ思い出していただきたいのですが、いま電子書籍データとして作業を進めて…
EPUBテンプレートを元に、ここまで電子書籍として制作を進めてきたフォルダの中に、「standard.opf」というファイルがあります。今回はこのファイルの構造を理解しながら、内容を書き替えていきます。 .opfは「書誌情報のファイル」 この.opfファイルには「…
今回は、ここまで作業を進めてきたxhtmlファイル(p-002.xhtml)を、しかるべきパーツごとに分割します。 書籍は通常、 表紙 本扉 目次 本文 奥付 といった要素により成り立っていますが、それに沿った形でファイルを分割していきます。 分割作業をする前に…
前回は、目次とリンクさせるために必要な「id」を、本文の見出し側に付与しました。今回はそれとリンクする目次自体のデータを作りながら、その仕組みを学びます。 つくる目次ファイルは“二つ” 目次として機能するファイルを二つ作ります。なおこのファイル…
今回から2回に渡り、電子書籍の「目次」の仕組みをお伝えします。実際に目次データ作りながら、その構造を理解していきましょう。 本文見出しにidを振る 前回の「スタイル」に続き、今回も本文の見出しに対して「仕掛け」をします。 それは「idを振る」こと…
このブログでは、前々回のエントリまで数回に渡り 文章にタグ付けをし 用意したEPUBテンプレートにコピペし その内容をブラウザで表示確認をする という作業をして来ました。 今回はそこで使った「テンプレート」を通して、EPUBの構造を学んでおきましょう。…
このブログでここまで進めてきた「電子書籍のデータの作成」は、基本「書いてある通りに作業すればOK」となるよう、その内容をお伝えしてきました。 ただ皆さんのなかには「書いある通り作業したのにうまくいかない」 という状況の方もいるかもしれません。 …
それでは前回マークアップした内容をブラウザで表示してみましょう。 以前も何度かやったとおり、マークアップした文章をブラウザで表示するには、それを「入れ物」に入れる必要があります。 「EPUBテンプレート」という入れ物 今回使う「入れ物」は下記より…
前回の作業で電子書籍に使う「素材」の用意ができましたので、いよいよ今回からは実際につくる作業に入ります。 前々回までにお話しした通り、htmlのルールに沿って、正規表現を用いて効率的にマークアップ(タグ付け)しながら、「本(電子書籍)」を作って…
本を作るには、当たり前ですが「本の中身となる文字や写真*1」が必要です。第1回目のエントリでもお話ししましたが、もし皆さんご自身で書き貯めている文章や撮影した写真があれば、それを使って電子書籍をつくっていただくのが面白いと思います。 また、そ…
今回は正規表現を使ってhtmlのタグを付ける方法を学びます。前回お伝えした通りエディタの検索置換機能に「正規表現」を使うと、魔法のようなスピードでタグをつけることが可能です。 正規表現を用いた「検索」「置換」 それでは実際にやってみましょう。今…
前回学んだキーボードショートカットを使ったコピペは、慣れると相当早く作業をすることが出来るようになります。ですが「一カ所ごとに作業していく」という手間に変わりはありません。(100の段落があれば100回「カーソルを合わせて貼付け」をしなければな…
前回はhtmlの基礎について、実際にhtmlのファイル(電子書籍データ)のつくりながら学びましたが、今回はもう少し長めの文章でhtmlファイルをつくります。 下のような文章をウェブブラウザ上で表示しようと思います。 桃太郎 桃太郎の誕生 昔々、あるところ…
今回から実際に電子書籍のデータ(htmlファイル)をつくってみます。 まずは どうつくるか つくったものがどう見えるか を実際に作業を通じて体験することに主眼を置きます。そのため技術的な解説は可能な限り解りやすく、かつ最低限にとどめたいと思います…
前回「電子書籍データ(EPUB)は、ウェブページとおなじ技術(HTML)でつくられている」とお伝えしました。 それでは早速その“技術”を学んでいきたいことろですが、その前に電子書籍の作成に必要なツールを先に押さえておきましょう。 必要なのはテキストエ…
これからつくろうとしている電子書籍は、一種の“データファイル”です。(まあ当たり前ですが) データファイルには一般的に、 ワードなら .docx エクセルなら .xlsx デジカメなどの写真データなら .jpg という具合にファイル名の末尾にその種類を識別するた…
前回のエントリーでは電子書籍をつくるに当たりパソコンは得意でなくても大丈夫と書きました。とはいえパソコン操作スキルは高い方が望ましいというのもまた事実です。 今回、電子書籍の作成に最低限必要と思われるスキルを、下記の具体的なスキルについてに…
いきなり質問です。 今このブログを見ていただいている方は、どのようにしてここにたどり着いたのでしょうか?ネットサーフィン(死語?)しているうちに、ふらーっと立ち寄られた方が多いのでしょうか? ただ確実に言えることは ネットにつながる手段、スキ…